校 訓
しつじつ-ごうけん【質実剛健】 …表面を飾り立てるのではなく本質・実力を尊び、高める
教育目標
教育基本法ならびに学校教育法の趣旨に則り、将来社会に貢献しうる資質と徳性を養い、望ましい勤労観を身につけた職業人を育成する。
教育方針
- 学習の基礎・基本の定着を図るため、各教科でわかる授業の工夫・改善と学習内容の点検・整備に努める。
- 各種資格の取得に向け、生徒への啓発と学習指導を充実させる。
- 基本的生活習慣の確立を図り、学校の規律を守り、本校に愛着をもって生活できる生徒を育成するため、生徒指導、人権教育、特別支援教育、教育相談体制を充実させる。
- あらゆる機会を通じて、保護者や地域社会への情報の発信に努めるとともに、さらなる理解と協力が得られる仕組みの確立に努め、信頼される学校づくりを推進する。
- 教育課程がスムーズに運営できるための、指導書の作成などに全教職員が積極的に取り組む。
学校長あいさつ
滋賀県立瀬田工業高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。
本校は、昭和 14 年に瀬田工業学校として開校し、創立 80 余年の歴史と伝統を積み重ね、現在、全日制課程(機械科、電気科、化学工業科)と定時制課程(機械・電気科)を設置する県下有数の工業高校です。卒業生は23000 名を超え、国内外の様々な分野で時代の最先端を担い活躍されています。
本校は、校訓である「質実剛健」のもと、将来社会に貢献しうる資質と徳性を養い、社会で活躍できる人材の育成を目指し、職業人として生き抜く力を育む「ものづくり」教育に取り組んでいます。滋賀の産業を支える人材育成を図るとともに、地域と共に歩む学校づくりに努めています。また、部活動にも熱心に取り組んでおり、毎年、全国大会や近畿大会へ出場を果たすなど活躍しています。
令和4年度より新学習指導要領が実施され「指導と評価の一体化」のための観点別評価を実施し、成績に反映しています。「❶ 知識・技能」「❷ 思考・判断・表現」「❸ 主体的に学習に取り組む態度」に整理され、その整理された3観点を評定に生かすものとなっています。各教科の指導項目をもとに単元の目標を作成し、生徒の良い点や進歩の状況などを積極的に評価し、学習したことの意義や価値を実感できるように行い、各教科・科目等の目標の実現に向けた学習状況を把握する観点から、単元や題材など内容や時間のまとまりを見通しながら評価の場面や方法を工夫して、学習の過程や成果を評価し、指導の改善や学習意欲の向上を図っていき、資質・能力の育成に 生かせるようにしています。
本校の施設・設備が令和3年度末、「学校施設環境改善交付金事業(「スマート専門高校の実現)」で更新されました。近い将来、日本の多くの企業では、既存の IT システムが老朽化することで、事業のさらなる拡大、企業の成長が妨げられる「2025 年の崖」と呼ばれる問題が生じると警告されています。これを回避するため、多くの企業がデジタルトランスフォーメーションへの取り組みを始めています。そのデジタルトランスフォーメーションは「IT の浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念のことを指しています。新しい機器・設備を学習に活用することは、これらに対応できるものと考えています。さらに Society5.0に対応した新しい技術と今まで蓄積してきた技術を上手く取り入れ深い学びができるように新しい教育への取り組みを実施していきます。
Society5.0は、「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステム により、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)」と定義されています。人工知能 AI、IoT、ロボティクス等の先端技術が産業や社会生活に取り入れられ、私たちの生活環境が劇的に変わりつつあります。時代が変化しても、日本のものづくりを支えるのは、確かな技術や技能であり創造する豊かな感性です。今後も社会の担い手として、主体的に学び続け、課題解決に向け粘り強く取り組み、社会の変化に対応し新しい時代に負けないような、生きる力を身に付けてほしいと思います。
これからも、新しい時代を担う人材育成を目指し、地域社会と連携し、生徒の学びや成長を支え、生徒一人ひとりが社会人として自立し、自分らしく生きがいを持って歩んでいけるよう教職員が一丸となり努めて参ります。今後とも本校教育活動に対しまして、ご理解、ご支援をよろしくお願い申しあげます。
校長横尾 浩
グランドデザイン
学校事業
大学や企業の方々にご協力いただき、様々な事業を行なっています。